いつか空を見てみたい

「…えっと」

私がやっと発した言葉は困惑でしかなかった。

「無理しなくでいいよ?いきなりだし洋子と驚かそうって話してたからね。」

「麗驚いたでしょ?」

母はこんなにもおちゃめな人だったのか。

「始めまして。麗ちゃん?直樹だ。長男で24だ。よろしく。」

そう言われ握手を求めてきた。
私は手を握った。

「俺は希志な!18よろしく!」

爽やかに笑いながら同じ様に握手を求めてきた。
私は握り返した。

「動揺してしまってごめんなさい。麗と言います。16です。」

偽りの笑顔で返した。

私は仲良くする気も家族を演じる気もない。

「俺と近いけど妹だな。初めて出来っからどうしていいか分かんね。けど仲良くしような!!」

「希志…いきなり馴れ馴れしくしたら困るだろ?ごめんね麗ちゃん。」

「ちなみに直樹は弁護士で希志はサッカーやってるんだよ?麗ちゃんは何してるのかな?」

席に座りながら聞いてきたら優さん。