ワタシとキミ

莉乃は教会に来ていた
外では雨が降っていた
「ここにいたんだ」
びしょ濡れになった
康がゼェゼェと息を切らしていった
「なんで?」
「玄野っていうヤツから電話がきて
 莉乃がいなくなったて聞いたから」
『雨の中びしょ濡れになって
 来てくれたんだ…』
康が来てくれた優しさに涙が零れる
「ひーちゃんは
 いつも栞ちゃんしか見てなくて
 私なんか眼中になかった
 いつも‥いつもひーちゃんは…」