星屑の涙


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「っしゃいませー。

お弁当温めますかぁー?」


「お願いします」


舌足らずな若い店員が、めんどくさそうにお弁当を電子レンジへと放り込んだ。


「千円からお預かりしまーす」


接客をする上での最低限のマナーには割とうるさい私だが、それに文句を言おうという気にはならない。


あなたたちはそうやって、きちんとした物の言い方も知らないまま社会に出て、恥ずかしいということにも気付かずに生きて行けばいいのだ。


その方が案外幸せなのかもしれない。



コンビニを後にして、マンションへと向かう。


途中、大きな橋を渡る。


下にはこの街を二分する大きな川が流れている。


ふと、橋の途中で立ち止まった。


向こう岸の川沿いに、青いビニールシートで覆われた建物が目に入る。


数日前に、火事になり焼死体が発見されたアパートだ。