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「…ぇ、ねぇちょっと聞いてるの?!」
デスクに乱暴にファイルが置かれる。
顔を上げると、同じ部署の女性社員が睨みつけた。
化粧ばかり濃くて、香水がキツイ。
「これ、今日中にまとめといて。
あと応接室の電球、切れてるから変えといてね」
その後ろで、他の社員が顔を見合わせてクスクスと笑っている。
時間は間も無く終業だか、彼女らはすでに帰り支度を終えていた。
「じゃ、あとよろしくね」
「お疲れ様でした〜〜」
チャイムと同時に彼女らは帰って行った。
私は置かれたファイル覗く。
彼女らが手を付けずに、私のためにわざわざ残したらしい。
明日必ず必要なデータを、よくもまぁ私ひとりに押し付けれるものだ。
もしこれが仕上げれ無かったら、総務課全体の責任なのに…
まぁそうなっても彼女らは、私ひとりに責任を押し付けるのだろう。
“自分たちは手伝うと言ったのに、私が聞かなかった”などと言って…

