星屑の涙



次の日も、彼は私の前に現れた。



いつものようにコンビニで遅い夕飯を買って、橋の真ん中に立つ彼に気付く。


さすがに女の1人暮らしの部屋に招き入れるわけにもいかない。

けれど何故がその場で別れるのも名残惜しくて、私たちは昨日彼が運んでくれた公園に向かうことにした。



「今日は何?冷やし中華?良いねぇ」


私が買ってきた夕飯を、彼が横から覗き込む。


彼は家で食べて来てるのか手ぶらで、私ひとりが食べるだけだった。

なんとなく、それが心苦しく感じる。


「美味しそうだったから唐揚げ買っちゃったんだけど、良かったら食べない?」


私は別の袋に入れてもらったコンビニオリジナルの唐揚げを取り出した。

それを見た彼の瞳が、一瞬曇ったのを見逃さなかった。


「あ〜…ごめん、俺はいいや、ちょっと今腹の調子悪くて…」


「あ、そう…」

「ありがとね」


私は所在なさげになった唐揚げをひとつ口に放り込む。