すると突然屋上の扉が開いた


ここは立ち入り禁止


私と悟しか知らない場所


悟学校来たのか


「悟！ 何サボって… えっ？」


そこに立っていたのは…


「相沢さん！ こんなところで何してるんですか？」


名前聞いてなかった…


「あっ、昨日の！」


「昨日って… 僕の名前知らないんですか？」


「知らない てか先生なの？ 何か弱そう」


この人超弱そう


いわゆる草食系男子


「弱いのはほっといてください！ 水澤誠ですよ」


水澤誠…


「あっ！！」


まさかこの人が


聞いたことある声だなって思ってたんだよな


「どうしたんです？ いきなり…」


「いや、別に… なんでもねーし」


「あっ、あと僕3組の副担なんで」


う、嘘!?


こんな人いたかな…


「そんなの知らねーよ！ てか何しに来たんだよ！」


こいつも教師


周りの大人と一緒だ…


「さぁ、授業に戻りましょ」


「何でだよ！」


私は思いっきり先生を突き飛ばした


「早くどっかいけよ！」


てか何で手が熱いの


先生を触っただけなのに…


「わかりました… じゃあまた来ます」


そう言うと扉を開けた


やっぱり弱いわ


アイツ嫌い…


副担とか…


最悪だ…