「哀れだろ!? こんな姿… これが私だよ! 毎日毎日こうやって体汚してるんだよ!」


私はうつ向きながら叫んだ


「無理やりだよね?」


「無理やりなんかじゃねーよ! 私は相手のことが好きだからこんなことやんだよ」


先生は私の手を握り私の顔を見つめた


その目は真剣そのものだった


「じゃあ何で泣いてるの? 何で体が震えてるの? 嫌だからだよな?」


泣いてる? 震えてる?


あっ、本当だ…


目に手を当てると涙が流れていた


腕に手を当てると震えていた


「私は……」


「無理に強がらなくていい 本当はそんなじゃないよね? 本当の相沢さんが知りたい…」


先生は乱れていた制服を直してくれた


「本当の自分なんて… わかんない…」


「じゃあこれから見つけていけばいい そのためだったら僕も協力する 相沢さんは変われるよ」


私は無意識に先生に抱きついていた


先生はそんな私を受け入れてくれたね


先生の腕は温かくて…


そして先生の心も温かかった…


私変われるかな


先生なら信頼してもいいかなって思えた


このときからだったかな


先生とずっとそばにいたいって思うようになったのは