私たちは、



一緒に帰った。



もう傘も必要なかった。




空は私たちのように、




笑っていた。




そして、




「ナツキ。虹が見えるよ。」




「わぁ~。きれい。」



私たちは、虹のようなんだ。



悲しくても



辛くても



今までにないものが見えるんだ。