「…おい、大丈夫?」 「え!あ、ああ、うん。」 「…ほんとに?」 「え、なんで?」 「だってお前ぼーっとしてるし。なんか顔赤いし。」 「あ、ああ、そうなの。さっきから暑くて…」 「そんな暑い?」 「うん…私そんなに顔赤い?」 「赤いよ。リンゴ病みたいに真っ赤。」 「え…」 「熱でもあんじゃねーの。」 「いや別に…、それはないよ。平気。」 「なら、良いけど…これであおいどけば多少涼しいんじゃね?」 「ありがとう…」