なんとなくGIRL

次の日いつものように学校に着くと、未来と恵里菜が私の方を見て何やらコソコソ話している。

あっ思い出した!!

私昨日、二人に何も言わずに学校来ちゃったんだ!!

どうしよう…

「ちょっとー!きこ!昨日どこいったのよ?!トイレから出てこないし!!」
恵里菜がわざとらしい口調で言い寄ってきた。

「そ、そーだよ…待ってたのに!」
未来も同調する。

私は…
無視することなんかできなかった。

「あっ!ごっめーん!急用思い出して帰っちゃったんだ!ほんとごめんね??」

いつもの調子になってしまう自分が憎い。

「まぁいいけどさ〜!まじ心配したかんね?!」

「そうそう〜」

「うん、ごめんね!ありがとう」

本当にこれでいいのかなぁ…

その時突然腕をつかまれ外へ連れ出される。
「えっ?ちょっちょっと?!」

菅くんがムスッとした表情でこちらを睨んでいる。
「菅くん!」
「あんた、ほんとのこと言わないのかよ」

「ほ、ほんとのことって言えるわけ…」

するとぐいっと整った綺麗な顔が目の前に迫ってきた。少し長めの前髪から見えるぱっちりしたきれいな2重の目に見透かされるようでこわい。

ちょっとまってこれ…壁どん?!?
きゃーーーど、どうなってんのこれ?!

「言うんだよ。あんた、いつまで逃げてんの?これでいいのかよ。」

ドキドキしてそれどころじゃないんですけど?!
血管の浮き出た男らしい腕に包まれて尋常じゃなかった。とにかくこの場を離れないと!!!

「ちょっちょっとどいてよ!!!」
押して見るけどびくともしない。

「力弱いんだよ。おれ、男だよ?」

くっ…無理だ…

「ちゃんと言え。そうじゃないとお前一生このままだぞ?」

そう言って教室へと入っていった。

「一生このままって…」

そんなこと分かってる…。分かってるけどどうしろって言うのよ…