なんとなくGIRL

「おまたせっ…」

「きこってさ〜まじうざくない?」

え…

「自分の意見ないのかってかんじ。あーいうのって八方美人っていうの?いつでも調子いいっていうのー?まじむかつく」
恵里菜が一人で延々と未来に向かって話していた。
「…そだね」

未来…

私はその場から離れたくなってすぐさま駆け出した。
必死で必死で走った。
行く場所なんかどこにもなくて
気づけば学校へと走っていた。