なんとなくGIRL

静まり返っている保健室。
皆今頃授業をしているのだろう。私と菅くんだけいなかったらまた誤解されてしまうかもしれない。

「うぅ…」

「菅くん?大丈夫??」

ほんとに苦しそう。大丈夫かな…

するといきなり手を握られた。
「わっ…ちょ…」

熱を帯びた大きな手が私の手を包み込む。

それだけのことなのにドキドキしっぱなしで心臓がうるさい。

「菅くん…」

寂しいのかな…普段そんなこと言わないから…だって菅くんだって私と同じ高校生だもんね。強がらないでいいのに。
私の前では。

「大丈夫だよ。ここにいるから。」

私もしっかりと菅くんの暖かい手を両手で包み込んだ。

大丈夫。二人ぼっちだもんね。