なんとなくGIRL

授業が終わって未来と恵里菜のところへ向かった。

「おう!きこ!どーしたー??」
恵里菜がいつも通りのテンションで言った。

よし!言うんだ!!!

「昨日さ…私の悪口言ってたよね?」

「はぁー??何言ってんの?そんなわけないじゃん?」
未来は口を噤んでいる。

「私の事うざいんだよね?私も悪いのかもしれない。分かってるよそんなこと!でもそんなこと言っておいて普通に接することができることが信じられないよ!」

はっきり言ってやった。
よし、これでいいの。言い捨てて教室を出た。
あの二人の顔…。思い出すと笑えてきた。
「あーぁ、私も随分性格悪いや…」

「おめでとう。ぼっち」

背後から声がした。
振り返ると菅くんが。

「うるさいな!ぼっち」

ぼっち同士の会話というわけだ。

「ぼっちさいこーーーーー!w」

「何言ってんだよあんた」

「へへへへ!一人になるとすっごい楽になった!!ありがとね!」

「あー…うん。」

ちらっと菅くんを見ると少し耳が赤くなっていた。

「えっ?!なに?!照れてるの??!」

「はぁ?んなわけねーだろ」

「えーーーちょっとーかわいい!wもっと見せてよ!」

調子に乗って顔を覗こうとすると菅くんが私に寄りかかってきた。

「きゃっ」

菅くんの心地のいい香りがふわっとして余計ドキドキする。
「ご、ごめん!もうしないから!!離してよ?!ねぇ!?ちょっと?!」

全く反応がないから無理矢理体をおこしてみる。
すると顔がほんのり赤い菅くん。
「えっちょっ?!どうしたの?」
もしかしてと思い額に手を当てる。
「す、すごい熱…あんたなんで…」

「これくらい…大丈夫だよ…」

「大丈夫じゃないじゃん?!さっきだってめまいしたから寄りかかってきたんでしょ?」

「ちげーよ…ばか」

「もうそんなのいいから!はやく保健室行くよ!」

菅くんの腕を私の肩に回して急いで保健室へと向かう。
授業開始のチャイムが鳴ったけどそれどころではなかった。

「すいませーん!熱があって」

保健室に入ると先生がすぐさま菅くんをベッドに寝かせてくれた。

「あらー結構熱あるわねぇ…」

先生が困った顔で言い張る。
「実は私これから出張に行かなくちゃいけなくてねー…どうしようかしら」

「それなら!私が看病やっておきますよ!」

「いやでも!あなたも授業があるでしょー?」

「いえ!大丈夫です!!どうせ一人だし…」

「え?」
「あっいえなにも!!」

「それじゃあ…お願いしてもいいかしら??」

「はい!任せてください!!」

「ありがとね!」

そう言って出ていってしまった。

二人きりになった保健室。
苦しそうにしてる菅くん。
菅くんには、あたししかいないんだよね。

安心して。私にも菅くんしかいないんだから。