「成瀬さん、個別療法だね もう少ししたら担当の先生が呼んでくれると思うのでこちらの椅子に掛けてお待ちくださいね」 「はい、わかりました」 私の返事を確認すると、看護師さんは次から次へとくる患者さんにホットパックや電気を準備していた。 そんな看護師さんを眺めていると、男の先生に名前を呼ばれた。