真夜中の魔法使い




「わ、わかった。何かあったらすぐに連絡するんだよ。」



「りょーかい。」



アキはまだ納得していないようだったが、ミユウの気迫に押されて帰っていった。






「ミユウ、どういうことなんだ?」




背後から冷気がただよってくる。

振り返るに、振り返れない。

さらに、痛みとこれから叱られるのだという恐怖でその場を動けない。





反射的にぎゅっと目をつぶり、俯いた。