「人って?俺以外の人にいつあったの?」



ミナトは貼り付けたような笑顔でミユウに問いかける。



まずい・・これはまずいよ。



「その・・・三日ほど前に・・・」



兄の圧迫感のあるオーラに萎縮してしまい、さっきよりもさらに声がか細くなる。




「俺が研究室に泊まった日だね。その日に、誰とあったって言うんだ?」



「あーそれが、勝手には、入ってきまして・・・」



「は、はいってきただと・・!この家にか?そんなこと・・・



「はい・・ごめんなさい。」


ミユウは花について相談したことを全力で後悔していた。



「ごめんなさい、じゃなくてなんで連絡しなかったんだ!そうじゃなくてもなぜこんな危険なことを今日まで言わなかったんだ。」



ミナトは今にも瓶を握り潰しそうな勢いで詰め寄ってくる。



「だ、大丈夫だったから!お兄ちゃん忙しそうだったし・・。」