「ミユウも見抜いちゃったか。 まあ、あいつに構うのも程々にしておけよ。」 苦笑いをしてそう言ったミナトは部屋を出て行った。 今までの様子を見る限り、お兄ちゃんはアキに感情移入することを意識的に避けているようだった。 フレッチャー家に関わりたくない、私を関わらせたくない、というのが大方の理由だろうけれど。