そうだ。したいに決まってる。

キスだって、その先だって。抱きしめて、好きと言うだけでは足りない。私のココロの隅からカラダの隅まで全てリュウで埋めてしまいたい。

私は、リュウの耳を噛みながら、言った。

「リュウ、今日はウチにこい。母さんは仕事だし、父さんも今出張だから誰もいないよ。キスからその先まで全部やってやろうじゃないか。」

「サキ…?どうしたの?急に。
熱でも出た?体熱いよ?言ってることおかしいよ?」

駄目だこの子。
本当に危険。でも絶対に放さない。

「別に大丈夫だよ?心配してくれてありがとうね。…ていうか、リュウは人のコトより自分のコト心配しな?家に着いたら、私が何しだすかわからないから。」

なに口走ってんだ、自分。
理性が飛ぶってこういうことか。
ああ、はやくリュウが欲しい。