春の短編集。

気になるという気持ちが



膨張して更に大きな気持ちに変わって行ったことを



気付くのも遅くはなかった。



私は彼を知らない



彼も私を知らない



この二つの事から私は彼を知りたいだけじゃなく



知られたい。



という気持ちもあった。