イケメン不良の弱点

午前の授業がすべて終わり、美由と私は天気が良かったので裏庭で弁当を食べていた。

「叶音の弁当おいしそう!料理できるって女の子らしくていいわね」

「そ、そうかなあ?」

私は照れくさくて、顔を隠した。

お母さんが料理教室を開いていることもあり、私は小さい頃から料理をしてきた。

腕には少し自信があったりする。


「玉子焼きもーらいっ♪」


耳元で明るい声がして、振り返った。