イケメン不良の弱点

「やっぱりイケメンねぇ斉藤君!叶音もそう思わない?」

少しミーハーな美由は目を輝かせて斉藤君を見つめていた。

「早く行こう?私、ああいうタイプの人キライなの。チャラチャラしてて」


斉藤君を視界から消した私は、足早に教室へと向かった。