その日の夜のことだった




「愛叶望・・・短い間だったけど人間楽しかったよ」



「生愛・・・」



「ありがとう!」



「生愛、こちらこそ。」



「愛叶望、愛叶望には、未来があるじゃん


だから、取り返しが付くんだよ。


今がどんなに辛くても絶対、報われるんだよ


そういうふうに世界は出来ている」




「うん・・・頑張るよ!」




「じゃあ、明日で最後だけど・・・」







「絶対、くじけちゃダメだよ!


生愛に話しかければ、絶対聞こえるから!


答えられないけど、聞こえるから!


つまずきそうになったら


生愛のこと思い出して」。





「うん!わかった!

唯一の親友で、大好きな家族だよ・・・」




ポロポロ涙が・・・・
溢れてきて・・・・




胸が苦しくなる



「おやすみ!」