あたしたちは出かける準備をして、新しくできたショッピングモールに来ていた。


「おまえの好きなもん買ってやるよ」


「ホント?ありがとう!」


大事な話っていうのも気になるけど、今はお買い物の方が重要!


というわけで…あたしのお気に入りのブランドのお店に来ました!


「……さすが鈴だな。いっつも高い服着てるし」


「これとこれと……これも!」


あたしは一通り服をみたあと、ほしいと思ったものを厳選して祐くんに渡した。


「財布に優しくねえな」


「いいじゃない。お金なんていっぱいあるんでしょ?」


「まあ、あるけど」


実は祐くんの家もあたしの家もかなりお金持ち。


あたしは、夜神財閥の令嬢。


祐くんは、坂本財閥の御曹司。


どちらも世界的にもトップクラスの財閥だ。


家も、かなり大きい。