答えの見えない、漠然とした疑問が、涙に変わって溢れ出した。 あと何度、あと何度行ったり来たりを繰り返せば、完全にこの気持ちはなくなるんだろうか。 あと何度同じように泣いて泣いて、叶わない恋に手を伸ばせばいいの。 「...っ、だいち...」 ポツリと呟いた言葉が、床に零れては弾けて消えた。 濃い跡を残して。