「ねぇ、梓」


『なに?』

え。


梓って言った?


『梓ってなんでわかったの⁉︎』


驚きを隠せない

あれ以来久しぶりに話した


「見ればわかるっての。幼稚園の時から知ってるんだから」


『ゆ、優ぅうう”突然別れてごめんね』
最初に言いたかった言葉
私は泣いてしまった



優は人がいない部屋に連れてってくれた
そして抱きしめてくれた

久しぶりに感じる優の暖かさ