禁断の部屋  -俺様王子の誘惑-



「っ…キャァ」



震えるあまり階段から足を踏み外してしまった。



…アレ?



痛くない…



『あぁ…やっときた。』



ビクッ!!




「っ…誰?」



『俺を知らないの?珍し-な…』



目を凝らしてそいつを見る…


ッ!!何でこいつがここに!?



『おっ、分かったみたい』


「神代吏矩…」



『ピンポーン、大正解。』



「なぜ、お前がここにいる。」



『…俺様がこの禁断の部屋管理者だからだ』


意味わからない。
だって…こいつは…



「何で学院のアイドルであるこの俺様がこんなとこにいるのかって?」



…そう、こいつは表の世界の人間。