もう! 何あの態度……! さっきまであんなに幸せでいっぱいだったのに…… 遥のせいで台無しだし…… 別に遥のことなんかで幸せな気分なくす必要ないのに……。 「…………。」 私、変だ。 もう一度頭を横に振ろうとするが、 タイミング悪くチャイムが鳴ってしまった。 今まで斎藤くんのところにいた遥も隣の席に戻ってきた。 私は口パクで「バーカ」と言った。