「芹。」 後ろを歩いていた遥が私に声をかけた。 「……何?」 「今日も俺の部活終わるまで、 待ってて。」 「うん……」 遥はどこか悲しそうだった。 でも遥の顔をまっすぐ見れなくて、 私は気づかないふりをして 笑って返事をした。