あーもう
なんだこれ
遥がすごい可愛い。
すごくすごく可愛くて、好きだ…
「大丈夫…
わたしが好きなのは遥だよ。」
「……俺も。」
あー、きっといつまでも変わらないんだろうな。
この気持ち。
まるで毎日遥に恋に落ちてるみたいだ。
「芹。」
遥が熱っぽい目で私を見つめる。
こ、これって…そういう流れ…!?
「…な、何……?」
「怒ったら腹減った。
夜食作れ。」
「…………
っ、空気読め、このアホーー!!!」
そしてこれから先も毎日、
日を追うごとに私は遥を好きになる。
ただしイライラとケンカ付きだけど。
私は持っていたテニスラケットで遥の背中をぶっ叩いた。
番外編fin.



