まぁ、もう遥のこと好きってバレてるし、 それ以上に恥ずかしいことなんてないんだけどさ……。 あっという間に授業の時間は過ぎていき、 とうとう昼休みが来た。 「あ、は、遥。 どこで食べますか?」 今日挨拶以外で初めて話したかも。 緊張で震える声を隠しながら尋ねた。 「こっち。」 「え……。」 『ここ』とか『カフェテリア』っていう答えを想像してたのに、 遥はなぜか私の手首を掴んで歩き出した。