私が風呂からあがった頃、ちょうど父とすれ違った。

でも父はそのまま通りすぎる...何てことは無く私の腕を引き父の寝室へ連れて行った。

そしてそのまま私を抱いた。

いつも父は抱きながら言うんだ。

「日向、アイシテルヨ。」

って。

愛って何?

愛するって何?

愛されるって何?

狂った世界で育った私は、

正常になんて...なれないんだ。