「あっ!響くんだぁ∼♡」 誰かのいつもよりワントーンは高いと思われる声で みんな一斉に教室の入口を見た。 「川下くんかっこいいっ♡」 うちらのクラスに入ってくる響。 女子の黄色い声が飛び交う。 その声に響は笑顔を振りまく。