「………はい?」



「なのでー、しばらくの間、梨乃にはお留守番をしてもらいます!!」




なんか妙なことを言い出したぞこの母親は。
相変わらず精神年齢が私より低いんじゃないかって思うような話し方をする口から、思いもしない言葉が出てきた。

でも、驚きはこれだけでは済まされなかった。


「でもねー、やっぱり梨乃に1人暮らしさせるのは、不安が残るっていうかー。
そしたらね?梨乃の彼氏の上山くんのお母さん達も、今日から長期の旅行に行くんだって!!

だから、しばらく上山くんと一緒に住んで?」