「俺たちみたんです。」 「みた?何を?」 「あいつの涙。」 「⁉あぁ?涙だと?」 や、やべぇーよ。こ、こぇー…。 他のみんなも怯えてるし… ここは総長として。 「は、はい。屋上で空を見上げて泣いてたんです」 俺がそう言うと斗真さんは寂しいそうな辛そうな顔がをした… なんだ?なにがあったんだ? 「そうか…真美…」 なんで悲しそうなんだ…?? 「斗真さん。」 「なんだ?」 「俺たちはあいつを救いたいです。」 「っ、救う?」