あれから一カ月。






真美はまだ寝てる。




俺はずっと何もしないで真美の側にいる。






真美・・・・。






俺を置いてかないで。




真美。





ガラガラ






「流。毎日毎日・・・お前倒れるなよ?」








そう言って入ってきたのは真美の兄、斗真さん。










「はい・・・。でも、真美の側に居たいんです。」

「流...。居てもいいが倒れるな。真美が悲しむぞ?」

「はい....。」






ガラガラ   ピシャ







「はぁ....。」





斗真さんが出て行った後なぜかため息がついた。






「真美...。もう一カ月寝てるんだぞ?早くいい加減目覚ませよ・・・・。お前が居ないと俺....っ・・・真美・・・・頼むよ。みんな心配してるぞ?天竜の幹部も下っ端も乱王の幹部も下っ端も来てるんだぜ?みんな心配してるんだ・・・・っだから・・・頼むよ・・・」








俺は真美の手を握って話した。













その時。


















ピク。









真美の手が少し動いた。