デビュー初日

今日からあの有名な楓高校に通うことになった。私、南野翼。
楓高校が有名な理由はたった一つ…
イケメンがたっくさんいる美少年高校だから!そのうえとても頭が良くこの高校に入れば必ずモテるといわれるほど。
まー私はどうでもいいんだけどねw
私がこの高校に入ったのは今までの自分から抜け出すため。いわゆる高校デビューというものです!
クラス発表の表が外に貼られている。
「私はーっと‥あった!5組かぁ」
「まじで!?うちも5組!!やったぁ!!一緒のクラスー♡」
隣で喜んでいるのは私の親友、東まりな
まりなは可愛くて愛らしいモテタイプその上頭も相当いい。
「はやく教室いこ!」
まりなに急かされ教室まで行くと女子たちの香水で甘い匂いが部屋中に充満していた。めっちゃくどい…。そー思いながら自分の席についた。すると隣で音楽を聞いていた人が話しかけてきた。
「はじめまして!おれ佐藤 なつや!これからよろしく!」
すごい元気がよくて喋りやすそう。
「こちらこそよろしくね!私、南野翼!」
「翼かぁー!名前もかわいいんか!」
「名前もってなにいってんの!名前だけだよ!」
私が照れてるとなつやは隣で笑っていた。笑顔かわいいな……。
なつやと話してるとまりなが私の机のとこにきた。なつやに紹介しとこうかな。
「この子は東まりな!私の自慢の親友♪」
「おう!よろしくな!おれは佐藤なつや!」
「よろしくー!なつやって呼ぶね!」
そのあと3人で校内探検したりしてめっちゃ仲良くなった!
学校からの帰り道まりなが
「3組にいる平野優って人しってる?
あの人あのイケメンぞろいの中でもいっちばっんイケメンらしいの!明日見に行こ?」
と聞いてきた。あんまり今興味ないけどまー暇だしいいか。
「いいよー!早くみたいね!」
まりなはうれしそうに頷いていた。
「じゃーばいばい!」
もう家の前まできていた。
「ばいばーい」
まりなを見送ったあと玄関前で私は立ち止まった。
「こんな家帰りたくないのにな…」