「あはははは!」
「たっくんやばー!!」
周りからそんな声が聞こえてきた。

ふと我に返ると幼なじみの里奈に習字の墨で顔に絵を書かれていた。

ボーっとしてて気づかなかった……
ってか今書道の時間だったのか。

「おい、やめろよ。里奈!!お前の顔にも書くぞ〜!!」

そう言って見渡すと菜々子が俺を見て笑っているのが目に止まった。

これはチャンスだ!

今話しかけよう!!