自己紹介


どうも、はじめまして。
高須遊です。
えっと、ですね、、、


もういいや。ちゃんとしてって言われたけど。僕には無理かな。
改まって自己紹介とか苦手なんだ。


それじゃあ、改めて。
僕のかわいい、かわいい彼女の紹介をするね。

名前は優。
そう、僕と同じ名前。
もう運命だよね、これって。

それにね、小さくて可愛いんだ。
言ったら怒っちゃうけど、ぷんぷんしてるのも可愛くて可愛くて。

そもそも怒ってる優ってかなりレアだしね。
あんまり感情が表に出ないタイプだから、みんな見たこと無いんだ。
怒られたとか言ったらみんなにすごく驚かれちゃうんだ。

僕も付き合うまではほとんど感情が出てるところ見たこと無かったし。

始めは名前が同じで気になった。
その後、委員会が同じになったんだ。図書委員。彼女、本の虫ってやつなんだ。

すごく可愛くけど、無表情だからちょっとこわかったんだ。始めだけね。

本に関することは嬉しそうに話すんだ。最初は少し驚いたけど、きっとその時彼女に惚れたんだと思うよ。

僕よりずっと小さくて、
僕よりずっと髪が長くて綺麗で、
僕よりずっと可愛くて、
僕よりずっと器用で、
でも自分のことは不器用で、
僕よりずっと努力家で、

誰より僕を愛してくれて、
僕にとって何より大事で愛してる人。