これからどうしよう…



麗華は一人ポツンと席に座っていた。



チャイムが鳴り、みんな一斉に席へ着く。



そこへ、担任の先生が入って来た。



先生は簡単な挨拶をしたあと、みんなに一枚のプリントを配り始めた。



それには、クラスの席順と名前が書いあった。


先生が何か説明している間に何気なくプリントに目を通していた。




「………あっ。拓真と同じ名前の人がいる…。漢字も一緒だ…」



そこには、工藤拓真クドウタクマと書いてあった。