あっという間に土屋くんの言っていた
放課後になってしまった。
何を話すんだろう?
とかお昼の話とかがよぎったりして
不安と期待でいっぱいで
緊張せずにはいられなかった。
帰り道、歩いているけど、
一言も喋らず駅についてしまい
あとは別々の道。
「あのさ、
そこの公園行こ?」
「うん。」
土屋くんの一言で
一緒にいる時間が増えた。
公園についてブランコにふたりで
座った。
「覚えてる?」
「え?」
「3年前の夏の終わりくらいかな、
傷だらけになってた男子助けて
たろ?ここで。
その様子じゃ覚えてないみたい
だけど笑」
確かに、そんなことあったかも。
傷だらけで倒れてるからって
すぐ救急車呼んで、でも親御さんと
なかなか連絡つかなくて
結局手術終わるまで病院で待ってたっけ?
「ごめん、なんとなくしか…。」
でも、なんで土屋くんがそんなこと
知ってるんだろう。
「いいよいいよ笑
もう、結構前のことだしね。
その男子、俺なんだ。
……ありがとう。
ずっと言いたかったんだ。」
え?
あの小さくて傷だらけの男子が…?
土屋くんの今の背から
想像できなくて、
だけどなんだか納得がいった。
なんだろう、輪郭とかかな。
雰囲気とかどことなく同じだった
ような気がしたんだ。
「どういたしまして。」
そういってにっこり笑った。
「ひとめぼれ、しちゃったんだ。」
え?
「俺、ひなたのことすき。
あれ以来、電車とかでもちょくちょく
見かけたりもしたんだけどさ
声かけづらくて笑
高校、転校したらさひなたがいて
もう、びっくりしたよ。」
なんて笑う。
もう驚きしかなくて。
「ごめん、でも私t…。」
付き合えない…
そう言おうとしたけど、
それは土屋くんの言葉で遮られた。
「付きあおう!
俺のこと…きらい?」
「嫌いじゃないけど、でも…。」
私好きな人いる。
「じゃあ決定!」
私の言葉が言い終わる前に
満面の笑みでそう言われ、
「じゃ、これからよろしくね」
と走り去っていった。
おいおいおい、ちょっとおおおお
まっておくれよおおお
放課後になってしまった。
何を話すんだろう?
とかお昼の話とかがよぎったりして
不安と期待でいっぱいで
緊張せずにはいられなかった。
帰り道、歩いているけど、
一言も喋らず駅についてしまい
あとは別々の道。
「あのさ、
そこの公園行こ?」
「うん。」
土屋くんの一言で
一緒にいる時間が増えた。
公園についてブランコにふたりで
座った。
「覚えてる?」
「え?」
「3年前の夏の終わりくらいかな、
傷だらけになってた男子助けて
たろ?ここで。
その様子じゃ覚えてないみたい
だけど笑」
確かに、そんなことあったかも。
傷だらけで倒れてるからって
すぐ救急車呼んで、でも親御さんと
なかなか連絡つかなくて
結局手術終わるまで病院で待ってたっけ?
「ごめん、なんとなくしか…。」
でも、なんで土屋くんがそんなこと
知ってるんだろう。
「いいよいいよ笑
もう、結構前のことだしね。
その男子、俺なんだ。
……ありがとう。
ずっと言いたかったんだ。」
え?
あの小さくて傷だらけの男子が…?
土屋くんの今の背から
想像できなくて、
だけどなんだか納得がいった。
なんだろう、輪郭とかかな。
雰囲気とかどことなく同じだった
ような気がしたんだ。
「どういたしまして。」
そういってにっこり笑った。
「ひとめぼれ、しちゃったんだ。」
え?
「俺、ひなたのことすき。
あれ以来、電車とかでもちょくちょく
見かけたりもしたんだけどさ
声かけづらくて笑
高校、転校したらさひなたがいて
もう、びっくりしたよ。」
なんて笑う。
もう驚きしかなくて。
「ごめん、でも私t…。」
付き合えない…
そう言おうとしたけど、
それは土屋くんの言葉で遮られた。
「付きあおう!
俺のこと…きらい?」
「嫌いじゃないけど、でも…。」
私好きな人いる。
「じゃあ決定!」
私の言葉が言い終わる前に
満面の笑みでそう言われ、
「じゃ、これからよろしくね」
と走り去っていった。
おいおいおい、ちょっとおおおお
まっておくれよおおお


