私と真と土屋くんの席が近いから

そこにみんなで机とか集めて

食べることになった。


つまり必然的に私の隣は土屋くん。


土屋くんを好きな紗耶香と芽衣は

もういつも異常にテンションが高かった。


「土屋くんって彼女いるのー？」
ドキドキハラハラ


「いないよ。
　募集中…かな？」


そういって土屋くんはちらっと私を
見る。　


あぁ、視線が、、、
もう食べづらい。

見るな。見ないでくれよ。


「好きなタイプはなんですか？」
ドキドキワクワク


「うーん、
　道案内とか親切にしてくれる人笑」


「えーなにそれ笑」


「それひなのことじゃない？」


真が、そんなことを耳打ちするから


「ちがうよ、ないない。」


なんだかもう、自分に言い聞かせる
ような感じで唱えた。

もう気まずすぎて

全然食べれない。


紗耶香と芽衣は変わりばんこに
土屋くんに質問してばっか。


土屋くんの友達は食べ始めたばっかなのに

もう食べ終わっちゃってて

そっちはそっちでポッキーの奪い合い
をしてる。
　

小学生か…笑


そんなこんなでやっとお昼は
無事終わって…ふぅ。


なんだか疲れてしまった。