「笑顔をくれた 」~ありがとうを伝えたい~

体も少し動かせられるようになり、この病院へ来て、初めて外の景色を目にする事が出来、いつもと違う目線で気分も変わり、なんだか安心している自分がそこにいました。

けれど、そんな時間もあっという間に終わり、せっかく起き上がれるようになった翌朝には、また出血してしまっていた…。

「私は起き上がってはいけないの?」

この気持ちを誰かにぶつけたくてたまらない。

その出血を目にした私は、赤ちゃんの限界を感じた。

そして突然部屋を移動することになった。

きっと、私と同じような状態の人が転院してきたのかな。

「もうすぐ26週目だ」

そう思いながら夕方の診察を受けていた。