「笑顔をくれた 」~ありがとうを伝えたい~

落ち込んだまま私もNICUへと向かった。

NICUは、ベッドのまま入って移動できるほど広く、たくさんの赤ちゃんが保育器へと入り横たわっていました。

400グラム、500グラム、600グラムと、小ささには負けないと言う位、片手で持てそうなとっても小さい子ばかりでした。

たった100グラム、200グラムの差でもすごく体が違い、

「可哀想」

そんな言葉しか見つけられなかった。

「うちの子もこんなに小さいのかな」

小さくつぶやきながら自分のお腹に手を当てた。

「まだこんなに小さいお腹の中に2人いるんだもんね、小さいよね…」

私は何を考えたらいいのかわからぬまま部屋に戻った。