「笑顔をくれた 」~ありがとうを伝えたい~

なのに私は、お産にしてほしいだなんて、みんなを裏切るような言葉に感じた。

「1000グラムあれば大丈夫」

私はそれを目標にしていたが、500グラムしかなかった赤ちゃんにとって、たった100グラム増えるまでには、何日も何日もかかり、いつお産になるかわからない状態の中で、私と赤ちゃんにとっては、1日、1時間はとても貴重なものだった。

そんな時、私のお腹の中では、身動きが取れない赤ちゃんがいた。

上側にいた子は元気に動き回って、心拍をとるのもやっとな位、暴れていました。