「笑顔をくれた 」~ありがとうを伝えたい~

“限界”

K病院に入院してからは、主人しか入室出来ず、美友に会う事が出来なかった。

まだ2歳の美友の元を離れてしまい、それでも私は、

「離れていても、ママはちゃんといるからね」

そう伝えたくて、いつもおやつについてくるウエハースを、

「美友にお土産」

主人に渡していました。

家でも、主人が美友の様子をビデオに写し、私に見せてくれていた。

それを見るのが楽しみでもあり、見る度に会いたい気持ちが増していき、切なくもなった。