お腹の張る回数が増えていたのは、その前触れだったのだろうか。

そう言わんばかりに、出血が増えていった。

安静にし少し様子を見ていたが、どんなに横になっていても、動いてなくても増えていく出血を目にし、どんどん気が落ちていく自分がいた。

査定が終わり主人が戻ってきた。

2回目にもなると、心配してくれるどころか、

「また?」

冷静で、どこかに冷たさを感じる返事でした。

すぐにでも病院に連絡をしなければいけないのに、病院という所が怖くなっていた私には、受話器を手にしても、ボタンを押す勇気がなかった。

前回は、

「流産になるかもしれない」

今回はなんて言われるんだろうと、主人を待っている間、1人でずっと不安と戦っていたのに、主人の何気ないそのひと言が、私に涙を与えたのだ。

「この週数で出血になると入院になりますので、荷物を持ってきて下さい。」

この時で23週でした。