次の日、窓もない真っ暗い部屋の中私は目を覚ました。

一気に布団をめくりあげ、真っ白いシーツを見た。

「よかったぁ」

朝食の時間になり、ちょうど主人が美友と一緒に荷物を届けに来てくれた。

何も食べずに来てくれた美友は、私のご飯を、

「あーん」

小さな口を大きく開けねだってきていた。

その姿を見て、私は自然と笑顔になれて元気をもらえた。

久しぶりの笑顔だった。