「笑顔をくれた 」~ありがとうを伝えたい~

それでも可能性を信じて、先生を信じて、治療をお願いした。

“生命の危機”

“視力の危機”

小さく生まれてしまうと本当にいろんな壁にぶち当たらなければいけなくなる。

当分、目の検査は続いた。

重い表情のまま心南と心海の元へ戻ると、目を疑った。

「…笑ってる」

心南と心海が笑っていました。

初めて見た2人の笑顔は、すごく輝いていた。

重い表情だった主人と私も、ショックだった事も忘れ、笑顔をもらっていました。