「笑顔をくれた 」~ありがとうを伝えたい~

家に着き、私と美友を置いて主人はすぐ会社へ行ってしまった。

今すごく大変な時だって分かってはいたけど、私はすごく切なかった。

何週間振りにやっと戻って来れたこの日だけは、一緒にいて欲しかった。

しかしその反面、美友がとても嬉しそうな顔をしてくれていて、私の寂しさは、美友のその笑顔に救われていたのだ。

「ありがとう」

やっと言えた美友への気持ちでした。


でもここで終わりではない。

次の日も、そのまた次の日も、毎日毎日母乳を絞り、毎晩2、3時間かけてK病院に通っていた。