My dream is...




玄関で泣き崩れた。


あんな怖い先生初めて見た・・・



今日はいっぱい泣いたけど

まだ涙が出てくる。


声をあげて泣いた。





「愛莉?!どうした?」



「お、お兄ちゃん・・・先生がね・・・」



「話聞いてやるから。落ち着け。」



「もう先生に会いたくないよ・・・」



「何があったんだ?」



「………」



「いい加減にしろ!もう泣くな!」



「・・・お兄ちゃんのバカ。」



「待て!愛莉!走るな!」





このまま走り続けたら

あたし死んじゃうのかな・・・





「何やってんだよ!」



「せんせ…どう…して……」



「何も言うな!ゆっくり呼吸しろ!」



「だい…じょうぶ…」



「救急車呼ぶから待ってろよ!」



「…だめ!」



立ち上がろうとする先生の手を掴んだ。

とても驚いている。



このまま病院に運ばれたら

また入院しなきゃいけなくなる。


でも、なかなか呼吸は安定しない。




「愛莉!」お兄ちゃんが走って来た。



「救急車は呼んだのか?」



「いや・・・」



「早く呼んでくれ!愛莉が!」



「………」



先生の手を掴んで首を横に振った。

もう話すこともできない。


だんだん意識が遠くなってきた、、、